【長野県建設業協会女性部会現場見学会】
建設現場における女性の働く環境改善を目的に2015年に設置された長野県建設業協会女性部会。
本年は下平建設(株)も女性部会に参加しておりますが、10月14日には「建設業で働く女性の為の現場見学会」があり、松本平広域公園(信州スカイパーク)の建設工事にかかわる施設を中心に見学してまいりました。
先ずは建設後20年になる総合球技場(サンプロアルウィン)。
長寿命化計画に伴い、施設維持更新と老朽化対策及び安全化対策等、実施中や計画中の事業内容の説明をいただきながらの各所見学。
説明を聞きながらも、今自分のいる場所が普通では立ち入ることのできない場所であることにワクワクしながら拝見させていただきました。
↑こちらはアウェイ側の控室。
VIP席からの眺めはやはり格別ですね。
松本空港が近いが故の施設の高さ制限と照明器具の設置における制限など、配慮することも山積み。
例えば、球技場の地面は高さ配慮の為に地盤を掘り下げてあるそうです。
その為に風の影響は少なくて競技においてはいいものの、芝の管理からすると風通しの良い方がいいようで、メリットもあればデメリットもあるのですね。
説明いただいてはじめてわかることばかりでした。
空港の滑走路に隣接する陸上競技場においては既存の競技場を解体し、再整備する計画が進行中。
解体は間もなく始まりますが、ただ今備品等を仮設倉庫に移動中。ここまでの大きなプロジェクトになると工事を始めるにも準備段階に費やす費用も時間も相当なものです。
陸上競技場 近くの体育館においては体育館としての機能に加え、避難所機能確保の改修が進行中でした。(写真なし)
そして競技スポーツゾーンからターミナルゾーンに移動。
やまびこドームのあるターミナルゾーンでは公園の整備とともに、広大な公園を管理するために新たに東管理棟が新設されていました。
ミッドセンチュリーを連想するようなデザインの東管理棟には管理事務所はもちろん、サイクルセンター・多目的ホール・キッチン付会議室が整備され、幅広い利用が可能となっています。若いご家族に優しい授乳室も。
こんな機会がなければ知ることができなかった内容盛りだくさんの見学会で、関係者の皆様に感謝致します。